トレチノインは何と併用すればよい?

王道トレチノインとハイドロキノンの併用は何故良い?

トレチノインはアメリカでは政府が認可したシワとニキビの治療薬としてよく知られていますが、シミ治療にも効果を発揮します。トレチノインにはシミを薄くする効果はありませんが、ターンオーバーを促進する効果があります。そもそもシミの正体は、ターンオーバーで排出されなかったメラニン色素です。ですので、シミを取り除くためには、ターンオーバーを促して、メラニン色素を肌から排出させる必要があります。トレチノインは肌の新陳代謝を活発にするため、シミ治療薬として効果を発揮します。しかしながら、ターンオーバーを通常よりも早めることになるので、肌には負担がかかります。すると、表皮がボロボロと剥けたり、赤く炎症を起こしたりします。この時期は、見た目にも肌トラブルが起きていることが分かるため、トレチノイン治療において一番辛い時期と言えるでしょう。そして、肌は炎症を起こすと、炎症性色素沈着と言って、茶色くシミになって残る場合があります。炎症性色素沈着を起こさないためにも、この時期は日焼け止めを使用するなど、紫外線対策をしっかり行う必要があります。また、同時にハイドロキノンを使用することで、色素沈着を防ぐことができます。ハイドロキノンは、メラニンを薄くする働きと、メラニンが産生されないようにする働きがあります。そのため、トレチノインとハイドロキノンを一緒に使うことで、メラニン排出を促しながら、新たなシミができないように予防することができます。さらに、ハイドロキノンは肌に浸透しづらい性質がありますが、トレチノインと一緒に使用することで、肌に浸透しやすくなります。そして、それによって、ハイドロキノンの漂白作用が効果的に働き、肌に透明感がもたらされます。以上の点から、トレチノインとハイドロキノンを併用することで、治療効果が高くなると考えられます。